栗山英樹監督の続投報道にファンが大ブーイング 現役の日ハム選手も不満タラタラ?

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 今シーズン、4年連続で優勝を逃した日本ハム。しかし、一部スポーツ紙で来季も栗山英樹監督(59)を続投させる方針だと報じられた。彼が来季も監督なら、球団最長の10年目となる。この報道に日ハムファンから大ブーイングが上がっている。

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 まずは、改めて栗山監督の実績を振り返っておこう。

 2012年、74勝59敗11分、勝率.556、リーグ優勝。巨人との日本シリーズでは、2勝4敗で敗退。

 2013年、64勝78敗2分、勝率.451、最下位。

 2014年、73勝68敗3分、勝率.518、3位。クライマックスシリーズ(CS)では、ソフトバンクに敗退。

 2015年、79勝62敗2分、勝率.560、2位。CSでは、3位のロッテに敗退した。

 2016年、87勝53敗3分、勝率.621、2度目のリーグ優勝。広島との日本シリーズでは、4勝2敗で日本一に。

 2017年、60勝83敗、勝率.420、5位。

 2018年、74勝66敗3分、勝率.529、3位。CSでは2位ソフトバンクに敗退。

 2019年、65勝73敗5分、勝率.471、5位。

 2020年、47勝57敗5分、勝率.452、5位(10月25日現在)。

可もなく不可もなく

 2度のリーグ優勝はあるものの、17年以降はいつ辞めてもおかしくない成績だ。日ハムファンには余程これまで不満が溜まっていたのか、今回の報道を受けてSNS上には、こんなコメントが殺到している。

《え?嘘でしょ?これだけ結果が出てない上に清宮のえこひいき起用。ファンはイライラだよ。新しい監督に期待しているのに。》

《フロントって頭おかしいの?この状態で要請受けるとしたら栗山も頭おかしい。とりあえず首脳陣みんな責任取るレベルだよ?札幌ドームに観客いれたくないわけ?》

 続投を良しとするコメントは皆無なのだ。

「まあ、今年はAクラスからも遠のいたので、ファンもイライラしているんでしょう」

 と解説するのは、野球解説者の張本勲氏。

「栗山監督は人間性は悪くありません。これまで9年間の成績は、可もなく不可もなしといったところじゃないでしょうか。続投も無難な選択かな。本来なら、日ハムOBで日本代表の稲葉篤紀監督を就任させたいところなんでしょう。ところが、五輪が来年に延期になってしまった。五輪とプロ野球を兼任するわけにはいかないからね。来年まで栗山監督にがんばってもらおうというのがフロントの考えでしょう。でもね、はっきり言って、栗山監督以外、人材がいないんですよ」

 稲葉氏は、日本ハム時代の2012年に2000本安打を達成。14年に現役を引退し、日本ハムのスポーツ・コミュニティ・オフィサーに。17年から野球日本代表監督に就任している。

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