「剛力彩芽」がオスカーのありがたみをしみじみ感じる日 社名は伊達じゃない

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

「実力<営業力」の声

 8月31日、オスカープロモーションと剛力彩芽(28)は共に、事務所退所に関する声明を発表した。前者は社の公式サイト、後者は公式Instagramに掲載された。

 ***

 両者の声明を引用させていただこう。まずはオスカー側からだ。

《弊社所属の女優・剛力彩芽は、2020年8月31日をもって円満に弊社を退会する運びとなりましたこと、ご報告させて頂きます》

 次は剛力だ。

《私、剛力彩芽は18年間お世話になりました株式会社オスカープロモーションを退所し、独立させていただくこととなりました》

 ちなみにデイリー新潮は8月30日、「剛力彩芽がオスカーに退所を申し出 近く合意する見通し」のタイトルで、週刊新潮のスクープを配信していたことは、申し添えさせていただこう。

 取材に応じた《剛力の知人》のコメントを、再掲載させていただく。

《「彩芽は、尊敬していた米倉涼子さんが今年4月に独立したことに大変ショックを受けていました。次々とオスカーからタレントが独立していくなかで、事務所に残り続けることに不安を抱えるようになった。退所を決心したのはつい最近で、独立後も、今年3月に設立した個人事務所『ショートカット』を足がかりに芸能活動を続けていくつもりです。彼女は独立の意志が固く、そのため弁護士を入れているのです」》

驚異の営業力

 オスカー側も剛力側も円満解決を強調しているのだから、“終わりよければすべてよし”と総括することができるに違いない──。

 いやいや、そうではないという。剛力にとって正念場は、むしろこれからだと言うのだ。

 民放キー局で番組制作に長年、携わってきたベテランテレビマンは「剛力さんはオスカーを去って初めて、会社のありがたみが分かると思いますよ」と指摘する。

「オスカープロモーションという社名は伊達ではありません。所属タレントのプロモートには本当に熱心です。社員の中には、テレビ局に貼りつく“局担”がいます。彼らの仕事はプロデューサーに食い込むことで、特番や新番組の情報をいち早くキャッチするんです。オスカーの特徴はドラマだけでなく、バラエティーや情報番組でもガンガン売り込んでくるところです。それこそ剛力さんは『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系列・木・19:57)のMCを務めています。まさに好例でしょう」

 上戸彩(34)や武井咲(26)クラスでも、フットワーク軽く情報バラエティ番組に出演する。上戸の場合は、「M-1グランプリ」の司会に好印象を持った視聴者も少なくないだろう。

次ページ:バラエティでも猛営業

前へ 1 2 3 次へ

[1/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。