“料理が多すぎる”と投稿して大炎上 「廃棄前提おじさん」の指摘に温泉宿の反応は?

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旅館は冷静

 公式メディアの「BIG WANE」には、次のようなタイトルの記事が掲載された。

《大炎上ツイートから考える旅館・ホテルの今とこれから 日本旅館にありがちな、豪勢なお食事は「おもてなし」か「過剰サービス」か #廃棄前提おじさん》

 果たして、こうした記事を掲載する資格があるのか、疑問視する人は少なくないだろう。

 渦中の旅館に取材を依頼すると、代表を務める男性が快諾してくれた。複数のメディアから取材依頼があり、ネット上での状況は把握しているという。

「男性の方が確かに私どもの旅館に宿泊されたことも、実際に食事を召しあがったことも把握しております。ツイッターも一部は閲覧し、事実関係や皆さまの反響も確認いたしました」

 男性のツイートに対しては、冷静に受け止めているという。

「お客さまからは様々なご意見をいただき、参考にいたしております。食事につきましても、『満足した』というご意見だけでなく、今回のように『量が多すぎる』というご指摘を受けたこともありました。男性の方のツイートも、同じように貴重なご意見の1つとして承るつもりです」

田端氏のツイートは“デマ”

 実は田端氏は《なんか、このご時世にあの温泉旅館、半年先までいっぱいになったらしいですよwww 炎上マーケティング大成功じゃないですかw いやあ、#田端大学の塾長としては誇らしいww》とツイートしたのだが、これは事実に反するという。

「私どもの旅館で、予約が半年先までいっぱいになったという事実はございません。ネット上で流布しているとすれば、それはデマと受け止めてくださると助かります」

 ちなみに公式サイトには料理について、以下のように記述されている。

《嬬恋の高原野菜を中心に、四季折々の食材を様々なお献立でご用意いたします。料理長自慢の出汁で煮る「山菜煮物椀」に旬の高原野菜柔や山菜を使う「季節の天ぷら」と「季節の鍋料理」。柔らかな肉質とたまらない美味しさが口の中に広がる「上州牛」など、山の味覚をお楽しみください》

 旅館の公式サイトによると、《Go Toトラベルキャンペーン割引対象》という「スタンダードプラン1泊2食付」は8月13日現在、《<禁煙>和洋室 11畳+ツインルーム(トイレ付/バスなし)》で大人1人は1万5400円からとなっている。

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週刊新潮WEB取材班

2020年8月15日掲載

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