“料理が多すぎる”と投稿して大炎上 「廃棄前提おじさん」の指摘に温泉宿の反応は?

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“上から目線”

 とはいえ、《食事の量が少ないっていうなら分かるけど量が多いっていうクレーマー初めて見た》というツイートが象徴するように、「この人は何のために、こんな無礼なことを書き込んだのだ」という疑問の声が圧倒的だった。特に男性の“上から目線”を問題視する投稿が目立った。

《多すぎて食べきれなかったという話ならそう書けばいいのに。旅館のおもてなしの心を『大失敗』なんて書くから、読んでる側も不快になる》

《直接旅館に意見伝えれば「次回から事前にお申し付けくだされば調整します」で済むのに、ネットに晒してる時点で上から目線・炎上狙いの悪意しか感じない》

 そして炎上が激しさを増すにつれ、様々な“周辺情報”も流布していく。例えば男性が宿泊した旅館の名前が公開されたり、男性が過去に物議を醸した投稿に再び脚光が浴びせられたりした。こうした状況を問題視したのか、男性は反論を試みる。

《こんなところでクソリプ飛ばしていても、みなさんの言う酷い投稿の拡散に寄与しているだけです。もっと言うと、私、万座温泉のどことは明らかにしておらず、(一部、詳しい方を除き)よほど熱心に探さないと特定できないはず。旅館の立場に立つなら、お金使ってあげてください》

《本当に旅館に同情するなら、食べきれないくらいの食事提供スタイルがいい人は、ぜひ泊まりに行って、お金使ってあげてね。嫌味ではなく、本当に。人とのソーシャルディスタンスが気になることもほぼなかったし、なにより泉質は最高》

田端氏のツイートも炎上

 更に田端信太郎氏(44)が、男性に助け船を出した。ライブドア、LINE、ZOZOの執行役員を歴任、実業家の中ではかなりの知名度があり、オンラインサロンの「田端大学」を運営している。男性は、その田端大学の公式メディア「BIG WANE」の編集長を務めているのだ。

 こうした背景から田端氏は擁護のツイートを投稿するのだが、これが更に物議を醸してしまう。

 田端氏は《田端大学で請け負った万座温泉の炎上マーケティングだよ》、《「万座温泉」の炎上ステマの依頼主は、官邸から電通経由で官房機密費10億円だって、ずっと言ってるのにね!》などと投稿したのだ。冗談とはいえ、たちまち批判が集中した。

「田端氏は『趣味は炎上』と公言していますから、批判を前提で投稿したのかもしれません。しかしながら、反響は大きく、料理を批判された万座温泉の旅館は公式サイトで『SNSで取り沙汰されている件につきまして、当宿で宣伝目的の依頼などは一切しておりません』と反論する事態にまで発展しました。やはり田端氏の投稿は軽率だったのではないでしょうか」(同・記者)

 旅館からすると、心づくしの料理を批判されただけでなく、全くデタラメの“ステマ疑惑”まで取り沙汰されたわけだ。まさに踏んだり蹴ったりとはこのことだろう。

批判の声も他人事?

 ところが男性は旅館に謝罪するどころか、法的措置を警告するツイートを行う。全文をご紹介しよう。

《ごく一部ですが、看過できない個人攻撃、誹謗中傷、嫌がらせが見られるため、友人の弁護士への相談を開始しました。詳細検討し、必要に応じた手続きを取っていきます》

 これもツイッター上では大きな反発を招いた。男性の態度に怒り心頭、という内容のツイートをご紹介しよう。

《地方で温泉旅館を経営する者です。(略)少しでももてなすため出したものを廃棄前提と言われ炎上マーケティングのためと言われ謝罪もせず法的措置と言っていることにはらわたが煮え繰り返ってます(略)廃棄前提おじさん(あえてこう書かせていただきます)は法的措置おじさんになって弁護士や裁判と言い出していますが、まずは失礼な晒し方をした旅館に謝罪が先ではないでしょうか》(註:2つのツイートをまとめた)

 だが男性は謝罪を行うどころか、自分が編集長として参画している「田端大学」の記事を宣伝した。

《私が炎上する中、田端大学のLINEオープンチャットでは、寄ってたかって分析・議論・解説が(編注:絵文字で「嬉し泣き」)もちろん擁護されるみたいなことは特にないのが田端大学式。そして今回は当事者ということで、編集長の私抜きで記事が作られ公開》

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