「安倍土下座像」の写真集まで登場…慰安婦像ビジネス魂のたくましさ

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日韓対立の原因を日本に責任転嫁する一方で、反日による広報効果を狙って金儲け

 一方、私費を投じて「安倍謝罪像」を植物園内に造成し、日本政府の遺憾の意の表明にもかかわらず撤去拒否の意思を固守する金園長は、学生運動出身で左翼活動家だ

 金園長は1970年代に大学に通った運動家で、朴正熙政権において、緊急措置9号違反容疑で逮捕・起訴され、結果、3年間懲役に服した。その後、江原道で1999年6月、国内第1号の私立植物園「韓国自生植物園」をオープン。この植物園に盧武鉉大統領が来たのは2008年7月21日。金園長は盧大統領を直接案内し、大統領は杜松の木を植樹している。

 また、件の像に「永遠の贖罪」と名前をつけたのは、「太白山脈」など反日小説で知られる作家チョ・ジョンレ氏だ。

 金園長は最近、中央日報の電話インタビューで、「植物園に作られた小さな銅像一つをめぐり、その意図を政治的に嗅ぎ取ろうとする勢力があり、非常に遺憾だ」「社会・政治的に問題にならないことを願う」と明らかにしている。

 かねて反日感情を政治的に利用してきた左翼勢力。彼らと共に活動を続ける金園長は、果たして純粋な意図で「安倍謝罪像」を造成したのだろうか。まさかそんなことはあるまい。

「銅像を見て日本政府が過敏に反応するにせよ、彼らが犯した過ちに比べれば何でもない」とうそぶく金園長は、日韓対立の原因を日本に責任転嫁する一方で、反日による広報効果を狙って金儲けをしていることになる。

張恵惠 記者(チャン・ヒョン)

週刊新潮WEB取材班編集

2020年8月4日掲載

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