文在寅「コロナで世界をリード」でも元慰安婦の“告発”で「緊急事態」に

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出馬後に関係が急に悪化?

 そもそも、両者の間にあったのは金銭問題だけだったのか。真相を探るヒントは、今年4月15日に行われた韓国国会の総選挙に尹氏が『共に民主党』系の比例候補として出馬し、初当選を果たしたことにあるという。

「実は、李さんも12年の総選挙で比例候補として出馬しているのですが、結果は落選。今回、自分ではなく尹氏が出馬し、当選したことで両者の関係がこじれたのではないかと言われているのです。李さんは会見でも尹氏が国会議員になることについて、強く抗議していましたから」

 実際、総選挙に先立つ4月5日に『統一ニュース』が配信した尹氏のインタビューでは、すでに両者の間に亀裂が入っていたことが窺われるという。その内容を引用すると、

《選挙管理委員会に候補者登録をする日、李容洙さんに恐る恐る電話をしました。なぜなら、李お婆さんは前回の選挙のとき、比例代表として出馬したことがあり、李さんはまだ、ご自身が比例で推薦されることを望んでいただろうか……と思ったからです。李さんは92歳であり身体的に不可能だろうと思ったのですが、私が推薦されたのが突然だったため、李さんと話し合うことができず、候補者登録の日になってようやく説明することができました》

《出馬の経緯を説明すると李さんは『あぁよかった、よかった』とおっしゃっていました。……ところが、ちょうど2日が過ぎて、突然電話がかかってきた。李さんはすごく怒った声でした。誰かが李さんに間違った話をしているのだろうと思い、その日はこれ以上、対話することができませんでした》

《その後、さらに電話が来たが、そばに誰かがいる気がしました……それで誰かがお婆さんに、私がお婆さんを利用したと話しているんだと思ったのです》

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