コロナ禍でも通常授業の予備校「みすず学苑」 次亜塩素酸水で“怒涛の感染防止策”

国内 社会 2020年5月1日掲載

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 東京都は緊急事態宣言を受けて、休業要請を行う対象施設を公表した。その中には大学や学習塾も入っているため、予備校は新学期の開校を5月7日に先延ばししたり、オンライン授業を行ったりして対応している。そんな中、東京・西荻窪に本校のある「みすず学苑」では、通常通りの授業を行っているのだ。

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 みすず学苑といえば、メンタルケアーのために生徒や講師がコスプレをすることで知られる。そんな一風変わった予備校は今年3月、米FOXテレビでも紹介された。現在、東京のみならず、埼玉、千葉、神奈川で計10校ある同学苑は、18年連続難関大学進学率9割突破を誇る。学苑長は、宗教法人ワールドメイトのトップ、深見東州としても知られる半田晴久氏だ。

 早速、本題に入ろう。政府の緊急事態宣言が出されたのに、みすず学苑はなぜ通常の授業を行なっているのか。

「全10校の生徒に意見を聞きました。すると、95%が『絶対に授業をやってほしい』『閉めないで、ずっと開けておいてほしい』という回答でした。休業要請の根拠となる特措法第45条では、1000平方メートル以上の施設が対象です。みすず学苑で、対象となる校舎は一つもありません。都知事は、1000平方メートル以下の学習塾は、活動の休業ではなく、自粛を要請しています。授業を行う場合は適切な感染防止対策を取るよう要請しているのです。以上のことから通常の授業を行い、徹底したコロナ対策を行うことに決めました」

 と解説するのは、みすず学苑の広報担当者。

「コロナウイルスを撃退するには何が良いか、学苑長は医療法人や調剤薬局を経営していることもあり、医療の専門家と協議しました。その結果、次亜塩素酸水が一番効果があるという結論に達しました。次亜塩素酸水は人体に害はなく、白血球がウイルスなどを攻撃するときに使う成分です。食品添加物としても使われています。過去に何度も、ノロウイルスやインフルエンザの集団感染を防いだ実績があります。学苑長は次亜塩素酸水を大量発注して、まずは2月中旬から、全校舎の受付と自習室に次亜塩素酸水の噴霧器を設置しました。そして、都が休業要請を発表する前日の4月9日から、全校舎の95教室と面談室にも噴霧器を設置。大きな自習室には、7、8台設置しています。全校で噴霧器の数は200以上用意しました」

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