コロナ後は「中国」が独り勝ち? 武漢から190万人移動に第2波の懸念も…

国内 社会 2020年4月30日号掲載

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「武漢から190万人移動」 緩み切った中国を第2波が襲う! こんな時にも中国は「尖閣」侵入 「コロナ後」は中国独り勝ち!!

 世界中の感染者は300万人を、死者は20万人を超えた。この有史以来稀に見る疫禍について、アメリカは、武漢のウイルス研究所に起因する“バイオハザード”との見方を強めている。他方、元凶である中国は虎視眈々と世界覇権の奪取を目論んでいた。

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 家醜不可外揚――。

 中国に伝わる諺の意味するところは、〈身内の恥を外に晒すな〉である。

 都合の悪い事実は闇に葬るという彼の国の姿勢は、今回のコロナ禍においても一貫している。

 評論家の石平氏が言う。

「武漢では昨年12月から新型コロナウイルスの感染が広がっていました。後に新型肺炎で命を落とす李文亮医師らが、SNSを通じて“原因不明の肺炎”の脅威を告発したものの、中国当局は“デマを流布した”として彼らを訓戒処分。国民に対しても情報を隠蔽し、感染の実態を公表しませんでした。とりわけ中国が罪深いのは、1月20日まで“ヒトからヒトへの感染”を認めなかったことです」

 結果、武漢がロックダウンされる1月23日までに500万人もの市民が武漢から逃げ出している。

「こうした人の流れが感染を拡大させたことは間違いありません。昨年末の時点で中国が感染の実態を公表していれば、世界各国で対策が講じられたはず。人為的な隠蔽工作で多くの人々の命を奪った責任は重大で、世紀の犯罪と呼んでも過言ではありません」(同)

 そんな中国に対し、ここに来て、改めて厳しい視線が注がれつつある。それは、コロナの発生源が当初言われた海鮮市場ではなく「武漢ウイルス研究所」だったのではないか、という疑惑が浮上しているからだ。

 外信部記者によると、

「3月に中国外務省の趙立堅・副報道局長が“米軍が疫病を武漢に持ち込んだ”とツイッターに投稿し、アメリカに責任を転嫁しようとした。以降、発生源を巡って米中の激しい応酬が続いてきました。そうしたなか、アメリカはコロナの発生源として“武漢ウイルス研究所”を名指しするようになったのです」

 トランプ大統領の最側近であるポンペオ国務長官も、〈中国政府も当初、この研究所を疑っていた。中国政府はいまだにこの研究所に対する外国の科学調査を拒んでいる〉と非難。アメリカ政府として現地調査を要求しているのだ。

 この件が取り沙汰されるようになった背景には、4月14日付の「ワシントン・ポスト」が報じた“外交電報”の存在がある。

 同紙は、2018年に在北京の米国大使館が、本国に向け2度に亘って“警告”を発信していたことをスッパ抜いたのだ。

 その内容を概説すると、まず同年1月、米国大使館が科学担当の外交官を武漢ウイルス研究所に派遣。この研究所は、病原体レベル4(P4)を扱える世界最高水準の安全性を誇る実験室を備えている。

 同紙が入手した外交電報には、〈汚染レベルが極めて高い研究施設を安全に運営するために必要な、適切な訓練を受けた技師と調査官の不足が深刻である〉と、防疫態勢を危惧する内容が記されていた。問題は、この研究所の石正麗という女性研究員が、コウモリのコロナウイルスに関する研究に携わっていたことだ。

「中国のネット上では1月頃から“石氏の研究チームがコロナウイルスを生成して、流出させた”という噂が飛び交っていた。彼女は否定していますが、疑惑を払拭できていません」(同)

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