耳鼻科も唖然! 「アレルギー性鼻炎」が劇的改善という「骨格矯正」

ドクター新潮 健康 整体

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口呼吸が治って口臭も改善

 この四つの動作を、最低でも1日1回、できれば朝と晩、花粉症や鼻づまりに苦しんでいる方なら、朝昼晩と行ってください。一つの動作に30秒、四つで2分ですから、習慣化してしまえば、さほど負担にならないはずです。そして、これらの動作によって骨が動く範囲はかぎられているので、何度行ってもやりすぎにはなりません。

 また、このセルフ矯正には、ビジュアル面におけるうれしい副産物もあるのです。まず、鼻の幅が狭くなって鼻筋が整い、高くなるので、私のもとには、その点でも嬉しいという声がたくさん寄せられます。陥没した鼻の骨が引き出されるのだから、当然です。次に、頬のたるみの改善につながるので、ほうれい線が消え、顔が若々しくなります。そして、全体に顔が締まって小顔になります。

 こうして鼻の通りがよくなったら、次に、口呼吸を改めて、鼻呼吸に導くことを勧めます。口呼吸で悩んでいる人は多いですが、鼻腔が広がったときが治す絶好のチャンスです。市販されている口呼吸防止テープでもいいし、粘着力が弱いメンディングテープでも構いません。寝る前に、口の端に息ができる程度のすき間を確保したうえで、口をテープで閉じます。

 その際、テープの端に必ず折り返しを入れておきます。寝ながら無意識にテープをはがそうとすることが多く、その際、折り返しがなくてはがせないと、パニックになることがあるからです。一般には2週間程度でクセがつき、朝起きてもテープがはがれていないようになれば、鼻呼吸に切り替わっています。

 口呼吸だと口内が乾燥して雑菌が繁殖しやすく、口内の衛生環境が悪化しやすい。その結果、口呼吸の人は口臭がきついことが多いですが、鼻呼吸に転換すれば解消されます。

 矯正で鼻腔が広くなったのちに、お勧めしたいことが、もう一つあります。鼻の穴のなかに保湿剤のワセリンを塗るのです。

 鼻腔が広がり、粘膜への刺激が弱くなり、いままでにくらべて花粉もつきにくくなったはずですが、ワセリンを塗ることで花粉が鼻のなかで弾けにくくなるようです。私は毎日塗っていますが、快適です。

 さて、述べてきたように、鼻のトラブルの原因の多くは、実は骨にあり、アレルギー性鼻炎が猛威を振るう背景にも、骨の問題があるのです。しかし、私の施術や指導を受けた人はみなさん、鼻の通りがよくなり、そのうえ鼻も高くなっています。今後の花粉の季節も、それがすぎてからも、骨とは思いのほか動くものだ、ということを忘れずに、鼻腔を広げるように努めてみてください。

清水六観(しみずろっかん)
美容矯正士。明大柔道部時代から数々の整体を学び、独自理論による整体術を確立。体形が崩れる原因として骨盤のゆがみに着目した。均整体クリニック院長(電話03ー3336ー6775)、日本美容矯正士協会理事長。「芸能人の駆け込み寺」でもある。

2020年3月28日掲載

特集「耳鼻科も唖然! 『アレルギー性鼻炎』が劇的改善という『骨格矯正』」より

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