2020年球界に「FA大豊作」の予兆! 大物選手が続々単年契約

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 今年は子年。だからというわけではないだろうが、“ネズミ算”のごとくFA選手が大量発生しそうだ。

 スポーツ紙デスク曰く、

「FA権獲得寸前の選手が目白押しで、今オフは“単年契約”ブームでした」

 球団は引き留めのために彼らに対し複数年契約を提示する。巨人の小林誠司捕手(30)のように、FAを諦めて複数年契約を結んだ選手もいるにはいるが、

「何人かの大物が複数年を蹴って単年契約を結んでいます。昨秋のFA商戦は大物不在で寂しかったですが、今年の秋は大いに盛り上がりそうですよ」

 目玉は、ヤクルトの山田哲人(27)。“打率3割・30本塁打・30盗塁”のトリプルスリーを3回達成している球界随一の内野手だ。

「複数年を蹴って、年俸5億円で単年契約。“FAではソフトバンクが5年35億円で検討”なんて情報も出回っています。二塁手が固まっていない巨人も黙っていないはず。今オフはFA選手を獲得しなかったので、軍資金も潤沢です」

 投手では昨季、最優秀防御率のタイトルを獲得した中日・大野雄大(31)に視線が集まる。3年契約を断り、7千万円増の年俸1億3千万円でサインした。

「左の先発は、どの球団も喉から手が出るほど欲しい。昨季177イニングも投げた大野は、安定感が魅力です。先発右腕ではヤクルトの小川泰弘(29)、救援では西武の増田達至(31)がやはりFAを見据えて単年契約を選択しています」

 広島の遊撃手、田中広輔(30)も、

「新人の小園海斗が活躍しているので、新天地に活路を見出したい。山田の“滑り止め”もしくは山田争奪戦に加われない貧乏球団からラブコールがありそう」

 むろん、この一年の活躍次第で“値札”は変動する。今年は彼らにご注目あれ。

週刊新潮 2020年1月16日号掲載

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