草津町長に「関係強要された」でも「好きだった」ともいう前町議の女心

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 真相は湯けむりの向こうに見えないままか。温泉の町「草津」が“やった”“やらない”で揉めている。

 新井祥子前草津町議(50)が現町長である黒岩信忠氏(72)に性的関係を強要されたと訴え出たのだ。

 地元記者の解説。

「新井さんは2015年1月8日に町長室を訪れたところ、“声は出さないで”と町長に言われ、行為を強いられたといいます。温泉ライターが11月に発売した電子書籍で彼女はそのことを告発。ワイドショーを巻き込んだ大騒ぎとなっています」

 新井前町議は同じ群馬県の桐生市出身。県内の短大を卒業した後、営業などの仕事をしてきたという。長年アトピー性皮膚炎に悩まされ、草津に通ううち、移住することに。そして、湯治仲間から推され、11年に町議に初当選した。1度落選したものの、今年4月に110票を得て“最下位”で返り咲いている。

 さて、その電子書籍の中身を拝見すると、

〈町長を本当に好きになってしまいました〉

〈私の気持ちが通じた時には本当に嬉しかった〉

 と書かれ、町長への恋慕の情が滲み出る。だとすれば、関係も「強要」と言えないのではないか。

「好きというのは肉体関係を持ちたいという意味ではありません」

 と、新井前町議ご本人。

「恋愛感情ではなく、政治家として好感を持っていたということです。あの時は、抵抗して離れようとしましたけれども頭が真っ白になり、固まってしまいました……。最初、町長室のソファで話していて、“横においで”と言われ、床に押し倒されて。行為があったのは、町長のデスクと椅子の間、陰になっているところでした」

 また、草津でほかの複数の男性とも関係があったという。だが、それを裏付ける物証があるわけではない。当然、黒岩町長は猛反論する。

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