蛸やエイ、人魚とも!? あなたの知らない「とんでも春画」

社会2017年6月13日掲載

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 5月25日から8月13日まで、ロンドンの大英博物館で、江戸を代表する浮世絵師・葛飾北斎の展覧会「北斎-大波の彼方へ-」展が開催される。90歳まで生きた北斎の後半30年に焦点を当てた展観で、『富嶽三十六景』などが展示されるという。

 北斎といえば、1998年にアメリカのライフ誌が選んだ「この1000年間に偉大な業績をあげた世界の人物100人」に日本人で唯一選ばれるなど、世界中でその実力が認められている日本人絵師の一人である。モネやピカソなどにも多大な影響を与えており、秋からは上野の国立西洋美術館で、「北斎とジャポニスム」展がはじまる予定だ(2017年10月21日~2018年1月28日)。

■北斎の「世界一有名な春画」とは

 そんな北斎による「世界一有名な春画」として知られるのが、大小2匹の蛸に口と下半身を吸われる海女の痴態を描いた、「蛸と海女」の図である。北斎の艶本『喜能会之故真通(きのえのこまつ)』の中に収められたこの一図は、2015年に目白の永青文庫で行われた国内初の春画展でも展示され、20万人を超える来場者を魅了した名作春画だ。しかし春画においては蛸のほか、様々な海洋生物との交合が描かれていることを、御存じだろうか。

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