韓国で市民団体とマクドナルドが激しく対立 プルコギバーガーが原因なのか

国際 韓国・北朝鮮 2019年11月12日掲載

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「ハンバーガー病」を巡る市民団体のデモ

 ソウル旧市街の中心部に位置するソウル市庁舎。10月29日、その正面右手「マクドナルドソウル市庁店」前の路上で、一見異様なデモが開かれた。お揃いのTシャツを着てピエロの面をつけるなどした女性10人ほどが、ハンバーガーなどの写真を掲げてマクドナルドのボイコットを呼びかけているのだ。

 彼女たちが問題にしているのは、「ハンバーガー病」。これは最近韓国のメディアを騒がせている「溶血性尿毒症症候群(HUS)」の別名だ。この騒動がいま、韓国社会の奇妙な一断面をのぞかせている。

 発端は、2016年9月。ソウル近郊の平沢市に住む当時4歳の少女AさんがHUSに罹患し、重い腎機能障害を負った。Aさんはその後ずっと、毎日10時間の人工透析を余儀なくされている。

 Aさんの家族がHUS罹患の原因として訴えているのが、韓国マクドナルドの「プルコギバーガー」(プルコギは韓国の牛肉料理)だ。Aさんは平沢市のマクドナルドで買ったプルコギバーガーを食べた直後から腹痛を訴え、その後HUSと診断されたという。家族は、「パティが生焼けだったため発症した」と主張。ほかにも似たような被害を訴える子供4人の父母らが名乗り出て、Aさんの家族らは2017年7月、民事および刑事の両方で韓国マクドナルドを訴えた。

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