韓国で市民団体とマクドナルドが激しく対立 プルコギバーガーが原因なのか

国際 韓国・北朝鮮 2019年11月12日掲載

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HUSとの因果関係は証明されず

 HUSは、大腸菌O‐157などが作り出す毒素を主な原因とする症候群。「ハンバーガー病(hamburger disease)」の名称は、実際に英語圏で用いられている別名だ。生焼けのパティが原因となる場合があるため、こう呼ばれている。

 Aさんのいたましい病状は現地メディアで大きく注目され、「恐ろしくて子供にハンバーガーを食べさせられない」といった声まで広まった。HUSの原因になる食品は無数にあるのだが、韓国の保健当局はハンバーガーを扱う企業に「パティによく火を通すように」との文書を配布したという。

 ところが約半年の捜査を行ったソウル中央地検は、昨年2月に不起訴の結論を下す。「生焼けパティが原因」という訴えが、立証されなかったからだ。

 ただし捜査の過程からは、病原菌に汚染された疑いがあるパティを納品した食肉業者も浮上。検察はその関係者3人を、畜産物衛生管理法違反の疑いで書類送検した。食肉業者はAさんらの件と無関係だったが、韓国マクドナルドの安全性について市民らに根深い不信感を残す結果となった。

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