韓国で市民団体とマクドナルドが激しく対立 プルコギバーガーが原因なのか

国際 韓国・北朝鮮 2019年11月12日掲載

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与党が旗を振るマクドナルドバッシング

 不起訴処分が下った「ハンバーガー病」だが、騒ぎの幕引きには至っていない。それどころか韓国ではいま、与党が旗振り役を務める形でマクドナルドバッシングが繰り広げられている。

 与党・共に民主党のクォン・ミヒョク院内報道官は今年3月28日のブリーフィングで、韓国マクドナルドが「汚染パティ」の販売を隠蔽しようとした可能性を指摘。さらに「Aさんと家族が苦痛の時間を過ごしているのに、検察は不起訴処分を下した」として、検察に「厳正な再捜査」を要求した。

 これに先立つ今年1月には、Aさん家族を支援する市民団体「政治をする母親たち」などの約300人が、韓国マクドナルド及び上述の食肉業者を食品衛生法違反、業務上過失致傷などの疑いでソウル中央地検に告発。さらに同団体は4月、被害は政府の落ち度だとして国家賠償を求める訴訟まで起こした。この「政治をする母親たち」が、冒頭で触れたデモの主催者だ。

 また一部の現地メディアも、マクドナルド批判の先鋒に立っている。特に熱心な衛星・ケーブルチャンネルJTBCは今年4月、マクドナルド店長の「告白」をスクープ。検察で「パティが生焼けになることはない」と証言したというこの匿名の店長は、「検察へ行く前日、本社で弁護士とリハーサルをした」「従業員が焼いたパティが生焼けだったこともある」などと語って反響を呼んだ。

 そしてJTBCは10月28日、よりショッキングな「内部告発」を報道する。マクドナルド従業員が2017年から撮りためた不衛生な食品や厨房の写真約30点を入手したとして、その一部を公開したのだ。公開されたなかには、カビたトマトや断面が赤いパティを載せたハンバーガー、また虫が付着したチーズスティックなどの写真が含まれていた。JTBCによれば、写真のハンバーガーは客に提供されたものだという。

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