松田聖子が消費増税で便乗値上げ ファンクラブ年会費を38%アップ

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拝金主義的な感じ

「不満はほかにもあるんです」と、別のFC会員は言い、ため息をつくのである。FC会員曰く、

「10月と11月、東京の二子玉川でファンミーティングが開かれます。ミニコンサートやトークショー、クイズなどでファンが聖子さんと触れ合える会です。立食で軽い食事も出ますね。この“ファンミ”はふだん、数カ月前に告知されるのに、今回はひと月前でした。遠方のファンは、急すぎて都合がつけられないと悲鳴を上げています。チケット代もかなり高く、約4万円。これまでは1万円前後と良心的で、数年前は破格の3900円なんてこともありました。なのに突然、ディナーショー並みの値段になっちゃいました」

 ちなみに彼女のディナーショーは5万円前後である。冒頭でも触れたファンの掲示板には、〈今回のファンミ、評判悪いよね。(中略)40周年を前に、残念な感じだよ〉〈思いつきで拝金主義的な感じがします〉などと厳しい言葉が並び、FC会員の鼻息も荒くなるのだ。

「この、チケットの販売方法にも不信感を持っています。9月半ばに10月14日と22日の1日2回公演が発表されただけで、抽選への応募方法などはしばらく不明でした。突然、詳細が告知され、応募の時点でチケット代約4万円も振り込めという。抽選に外れた人は、“11月4日もやりますので、そちらはいかがですか”と案内されたんだそうです」

 返金は、すべて落選か、途中で応募をやめた時点でようやく現金書留で行われるのだとか。

「最初から三つの日程が告知されていたら、ある程度の調整はできたと思うんです。それに、なにより、抽選に落ちた人に向けてあと出しで発表するやり方には、首を傾げたくなります」

 それでも、席は埋まっているという。批判しつつも、やっぱり、〈松田聖子、あなたに逢いたくて……〉。そんなファンがいるからこそ、“永遠のアイドル”は40周年を迎えられるのだろう。

週刊新潮 2019年10月24日号掲載

ワイド特集「認知のゆがみ」より

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