池江璃花子選手に取り憑いた怪人・なべおさみ 「吉本で復帰」の陰に安倍首相人脈

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相次ぐ「困惑の声」

 水原弘の付き人として芸能界の片隅に居場所を得たなべが「シャボン玉ホリデー」で一躍脚光を浴びたのは1964年。同番組のコントが好評を博したことを足掛かりに、司会から俳優業まで、マルチな活躍を見せた。しかし91年、長男・なべやかんの「明大替え玉受験事件」が発覚。メインストリームから姿を消した彼は、『やくざと芸能と』など、多くの著作をものしてきたが、そこで誇示されているのは、政界から裏社会まで、幅広い人脈を有していることである。その人脈の一端には安倍晋三総理も連なっており、

「毎年4月に総理主催で行われる『桜を見る会』に、なべは少なくとも、一昨年から今年まで3年連続で招待されている。しかも、“なべ枠”のようなものがあるようで、毎年、なべやかんなど家族数人で参加しています」

 と、永田町関係者。

「参加者は総理と言葉を交わすことが出来ますが、大抵の人は挨拶程度。が、昨年、なべは自分から総理に声をかけ、その後、2人でしゃがんだ状態で数分間以上話し込んでいたのが印象的でした。なべは総理の背中辺りに“しっかりしろ”といった感じで手を回しており、一体どういう関係なのかと思いました」

 実は、今回、なべが吉本入りした背景にも、安倍総理の存在が見え隠れする。

「吉本の大崎洋会長に安倍総理が話をつけ、契約に至ったと聞いています」(芸能記者)

 自著でなべは自身の〈政界での原点〉として安倍総理の父親、安倍晋太郎氏の名前をあげている。ちなみに晋太郎氏をなべに紹介したのは、「東北の政商」小針暦二氏だったそうだ。

(2)へつづく

週刊新潮 2019年9月19日号掲載

特集「まだやっているオカルト治療! 『池江璃花子』に取り憑いた怪人『なべおさみ』」より

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