島田紳助「親と子のケンカに弁護士が入ったらアカン!」宮迫・田村造反劇への悲憤

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吉本はケチやケチや言うけど…

 直の営業で食ってる芸人はこれからどうすればいいんやろ。吉本所属タレント6千人のなかで、お笑いだけで生活できるのは200人ぐらいでしょ。それ以外はアルバイトしたり家族やタニマチに支援してもらったりしてなんとか食っていっているのが実情や。

 それに、みんな吉本はケチやケチや言うけど、どれぐらい芸人に払っているのかが曖昧なだけで、しっかりもろうとるはずやで。たしかに仕事1本がいくらで、そのうちどれぐらいもらえるのかは分からへん。ただ、額はほかの事務所とそんなに変わらんはずや。むしろ、業界全体のギャラがいまは下がってきてる。吉本ぐらい会社の規模が大きくなると、全員を舞台に立たせられるわけもない。舞台に立てない子らも、喋りの練習はしないといけない。だから、アルバイトや直の仕事をしながらやってるわけや。

〈この間、吉本に“最低賃金を保障しろ”との意見も多く出たが、紳助は異を唱えたいのかもしれない。吉本ほど大きな組織になれば無理が生じることは自明。しかも彼は、芸能界は実力でのし上がる弱肉強食の世界であることも知悉(ちしつ)している。かつて週刊新潮の取材に、「10年やって(M-1の)決勝に上がれへんやつは、辞めなあかんのです。芸能界で一番不幸なのは、才能ないのに辞めない子」と述べていた。〉

 俺は、会見した2人とふだんから連絡を取っているわけやない。でもさっき言ったように、宮迫とは、「フライデー」の記事(6月7日発売)が出る1週間ぐらい前に会った。ふつうに楽しく飲んで話しただけで、記事が出てからは連絡取ってない。亮はほとんど会ったことないけど、好青年という印象や。会見にあたってのアドバイスなんてしてないで。俺、2人が会見するの、知らんかったもん。

 繰り返すけど、会見は別にええけど、世話になった会社のことを悪く言う必要はなかったと思う。会社に従っていたら謹慎で済んでたんやろうけどな。ホンマに残念や。こうなったら、ふつうはもうあかんよな。

(2)へつづく

週刊新潮 2019年8月1日号掲載

独占激白「『島田紳助』大いに嘆く! 『親と子のケンカに弁護士が入ったらアカン!』 『宮迫博之』『田村亮』造反劇へのやるせない悲憤」より

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