1皿でカロリー2食分も! ココイチの脅威 「食べてはいけない外食チェーン」一挙公開

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肥満、糖尿病が待つ「超高カロリー」メニュー 食べてはいけない外食チェーン(1/2)

 外食チェーンの急成長と歩を一にして、日本人のお腹が膨れ上がってきたのは偶然だろうか。供されるメニューの「塩分過多」を指摘してきた前回までに続き、今回と次回では「糖尿病」や「がん」などのリスク上昇に絡む「超高カロリー」の品々を一挙紹介しよう(以下は「週刊新潮」3月28日号掲載時点の情報です)

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 33歳、健康体の映画監督が1カ月間、マクドナルドだけを食べ続けた。体重は11キロ増加。うつ傾向など様々な疾患を持つように……。

 かつて世界中で公開され大きな反響と波紋を呼んだドキュメンタリー映画「スーパーサイズ・ミー」。もちろんコレ、1日3食全てマックという極端なケースだが、前回までの記事を読まれた方は笑い話で済むだろうか。カロリー、塩分、脂質過多――。これが外食チェーンの特徴だからだ。

 今回、実際に外食チェーンのメニューにおける「カロリー量」をピックアップしてみた。すると恐ろしいことに、映画が批判したファストフードよりむしろ、和食系の定食店や回転寿司店の方が高い数値を示したのである。

 ここでカロリーについて簡単に説明しておこう。

 言うまでもなく、人間は必要なエネルギーを食物から摂取している。端的に言えば、カロリーとはそのエネルギーの単位で、栄養学ではキロカロリーが標準的な単位として使われている。

 むろん朝昼晩の食事を通じて摂るべき1日のカロリー量は、性別や年齢、日常の運動レベルによって異なる。適切な値は個々の体に合わせて探ることになるが、その一助になるのが、厚労省の「生活習慣病予防その他の健康増進を目的として提供する食事の普及に係る実施の手引」だ。健康増進を目的として提供する食事は、座り仕事の多い一般男性や身体活動量の多い女性で1食850キロカロリー、同じく一般女性や中高年男性では650キロカロリー未満が目安となっている。

 もし必要以上に過剰なカロリーを摂取すれば体にどんなことが起こるのか。

 医学博士で愛知みずほ大学の佐藤祐造学長が言う。

「食事で摂ったカロリーから、体の基礎代謝や運動で使った消費カロリーを引いても余りが出れば、内臓脂肪や皮下脂肪となり体に貯まります。高カロリー食を続けると、どんどん脂肪が蓄積して体は肥満状態、いわばメタボと言われる段階に至ってしまうのです」

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