1皿でカロリー2食分も! ココイチの脅威 「食べてはいけない外食チェーン」一挙公開

ライフ 食・暮らし 週刊新潮 2019年3月28日号初出/2019年5月4日掲載

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日本人は太りやすい

 そもそも、日本人は太りやすいと指摘するのは、東京慈恵会医科大学客員教授で医師の阪本要一氏だ。

「欧米人と比べて、日本人はエネルギーを少しでもたくさん脂肪として蓄えようとする『倹約遺伝子』を高頻度に持っているとされています。氷河期に、ユーラシア大陸から日本列島へ辿り着いた人々が草木の根を食べ生き抜いてこられた一因とされる遺伝子で、いわば現代人は飢餓に耐え抜いたエリートですが、結果として食の欧米化の影響で内臓脂肪を多く貯めることとなった。ですから、肥満が招く三大疾患、糖尿病・高血圧・脂質異常症(高脂血症)を発症する可能性が高い傾向にあります」

 これだけではない。日本肥満学会の報告では、肥満には前述した「三大疾患」を含め11もの関連疾患があるという。ざっと挙げても痛風、冠動脈疾患、脳梗塞、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群、肥満関連腎臓病など、完治が難しい病が並ぶ。

 再び佐藤氏が言うには、

「メタボ状態が続くと、体はインシュリンの分泌量を増やします。そうなると血管の一部が分厚く膨らみ弾力性を失うことで動脈硬化が始まりますが、狭くなった血管の内壁にはコレステロールが付着し、最終的には心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす血栓の元となるプラークが発生してしまうのです。また糖尿病を発症すれば、大腸がんや肝臓がん、すい臓がんに罹りやすいと言われています」

 日本糖尿病学会と日本癌学会の合同委員会が、約30万人の男女を10年間追跡調査したところ、糖尿病患者は大腸がんになるリスクが1・4倍、肝臓がんは1・97倍、すい臓がんは1・85倍高いという結果が出た。付言すれば、国の調査で糖尿病患者とその予備軍は約2千万人。実に日本人の6人に1人が、その危機に晒されているのだ。

 まさに諸悪の根源である肥満で身を滅ぼさないためにも、日々の食に気を配ることは論を俟(ま)たない。

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