「令和」改元めぐるマネー事情 過熱する商戦、“ドメイン”“歓楽街”“駆け込み婚”

ビジネス週刊新潮 2019年4月11日号掲載

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 日経平均の終値で303円高。株式市場は「改元」を歓迎したと言ってよい。

「『平成』のときは、天皇崩御の自粛ムードもあって、兜町はそれどころじゃなかった。しかし、今回は“改元銘柄”が物色されています」(株式評論家の植木靖男氏)

 さっそく、新元号が万葉集の梅の歌序文からとられたことで外食チェーン「梅の花」の株が上昇(2・9%)したりもしたが、

「やはり、改元といえば書類などの“置き換え需要”です。印刷会社や製紙関係は注目すべき。また、令和のラベルをつけたコーラが無料配布されたが、新元号を冠したお菓子などのメーカーも要チェックです」(同)

 印鑑関連ではAmidAホールディングスが急騰したが、喜んでいいのはここまで。改元が行われる5月の10連休は警戒すべきと言うのは、シグマ・キャピタルの田代秀敏氏だ。

「昨年暮れの暴落もそうだったように、連休で株の売買が出来なくなると外資系ファンドが大規模な円高を仕掛けてくることがあります。すると、連休明けはいきなり暴落。中国政府もそれが怖いので連休を短縮したほどです」

 さんざん盛り上げて、いきなり冷水を浴びせるのも、また兜町の「常識」である。

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