「電気毛布」のコワい話 脳梗塞や心筋梗塞を発症? 驚くべき危険性を専門家が指摘

国内 社会 2019年3月7日掲載

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 春の訪れを感じる時期とはなったが、まだまだ肌寒い日が続いている。特に冷え性の人はこの時期でも寒さ対策に余念がない。そこで人気なのが、電気毛布である。ストーブと違って直接的に体を温めることができ、電気代は1時間あたりわずか1円あまり。石油ストーブのように換気の必要もないし、いいことずくめのように思えるアイテムだ。しかし、電気毛布には思わぬ大きな落とし穴があって……。

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「電気毛布は健康に悪いので、じゅうぶんな注意が必要です」

 こう警鐘を鳴らすのは、医学・歯学・薬学博士で『体内静電気を抜けば病気は怖くない!』(講談社)などの著作がある堀泰典氏だ。

「まず、電気毛布の問題は、熟睡しにくくなることです。人間は睡眠中に体温が低下しますが、特に深い睡眠の時(熟睡中)ほどそれは顕著です。ところが、電気毛布をつけっぱなしで寝ると、体温が下がらないため熟睡できず、夜中や明け方ごろに目が覚めたりして、疲れが取れにくくなってしまいます」

 体温調節がうまくできなければ、風邪も引きやすくなるという。

「電気毛布を使っていて風邪をよく引くという人がいます。そういう人に電気毛布をやめるよう助言すると、風邪を引かなくなったというのはよく聞く話です。先の通り、電気毛布を使っていると、体温調節ができなくなるからだと思われます。そんなときに、疲労が重なり、鼻が詰まって口から呼吸をして、雑菌に感染しやすくなり、風邪を引きやすくなるのでしょう。そこで電気毛布の使用をやめると、人間の自然な体温調節ができるようになり、風邪を引きにくくなるわけです」

 また、電気毛布は、体温だけでなく、湿度の面でも問題がある。エアコンと違い空気を乾燥させないイメージが電気毛布にはあるが、そうでもないようだ。

「電気毛布をつけっぱなしにして寝ると、当然、湿度も低下してしまいます。乾燥肌の人は、乾燥がさらに進み、肌のトラブルが増えることも考えられます。また、体温とも関係する話ですが、睡眠中にかく汗の量が増えすぎるという問題もあります。汗の量が多すぎると、血液がドロドロの状態になってしまうのです。このように血の巡りが悪い状態になると、心筋梗塞や脳梗塞になる可能性が高まります」

 まさか電気毛布に“死にいたるリスク”があるとは……。

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