慶大生が「北朝鮮ツアー」で酔って大暴れ 弁償めぐりトラブル

韓国・北朝鮮週刊新潮 2019年2月28日号掲載

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 近くて遠い国、北朝鮮。政府は依然として渡航自粛を要請しているものの、観光で訪れる日本人が増えているという。そんな傾向に、この学生たちのケースはどう影響するだろうか。

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 中国系旅行代理店の関係者は厳しい表情で語る。

「実は、北朝鮮には総連系や中国系の代理店を利用すれば誰でも入国できます。ガイド代や食事代込みで十数万円と、意外に手頃です。米朝会談の融和ムードも影響してか、日本人利用者は一昨年の100人から昨年は3倍に増えました。でも、あの国はふつうじゃない。それを分かっていない若い旅行者が多いんです」

 昨年8月、彼の国で写真や映像を撮っていた映像クリエイターが1カ月間の拘束の末に解放されたが、

「ちょうど同じ時期でした。うちのツアーで、慶応大学と東海大学の学生2人がトラブルを起こしてしまったのです。彼らの旅程は、8月4日から4泊5日。北京から陸路で北に入って各所を観光で回り、帰国前日にトラブルは起きました」

 その場所は、宿泊先の高麗ホテル。

「酔っ払った2人は、フロントの近くで大暴れしたらしい。創業記念日を控えて飾ってあったホテルの模型や、植木鉢を壊してしまったというのです。北の代理店から、うちに1500ドルの請求がきました。うちはそれを立て替えて学生に請求していますが、彼らは払おうとしないのです」

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