貴乃花は“政治資金パーティー”開催、白鵬は「銀座部屋」計画 横綱の死闘第2幕

スポーツ週刊新潮 2019年2月14日号掲載

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 今月2日、両国国技館で開かれた貴ノ岩の断髪式に、かつての師匠の姿はなかった。元貴乃花親方(46)が、愛弟子の門出よりも優先したのは自らの「政治資金パーティー」。一方、モンゴル勢の大将・白鵬(33)は、銀座に自身の部屋を構える計画を進めているという。かくして、新旧二大横綱の死闘は第2幕へと突入した。

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 パーティー会場となった名古屋のホテルで政界進出について問われた貴乃花は、

「もともと力士出身。政治には全く縁がありません」

 と全否定した。とはいえ、

「自民党は貴乃花の擁立を全く諦めていない」

 とは政治部デスクである。

「引退直後に馳浩議員の事務所を訪れたり、スポーツ議連のフォーラムに姿を現したりと、当の貴乃花が思わせぶりな態度を取り続けていますからね。しかも、安倍政権にとって今夏の参院選は最大の正念場です。統一地方選と参院選が重なる“亥年選挙”は自民党不利に働くとされ、統計不正問題も燻っている。逆風の自民党は参院選の目玉候補として是が非でも“平成の大横綱”の看板がほしい」

 ちなみに、2日に行われた「貴乃花応援会」の会費は2万円。政治資金パーティーにおけるパーティー券の相場と一致する。貴乃花に近しい記者によると、

「後援会関係者の間では“貴乃花を政界に”という期待感は高まるばかりです。今回のパーティーも“出馬を後押しできれば”という気持ちから出席した人が多い。代金を振り込むとチケット代わりのQRコードが届くシステムなのですが、なかには1人分のチケット代として20万円を振り込んだり、出席しないのにチケットを購入する後援者もいたようです」

 どれだけ否定したところで、後援者の期待の詰まった「資金」を貴乃花がただ懐に収めるだけとは考えづらい。また、「圧倒的な知名度を考えれば、公示直前まで出馬表明を引き延ばした方がインパクトは増す」(先のデスク)という声もむべなるかな。部屋も家族も失い、土俵際に立たされた貴乃花。残された逆転劇が政界転身以外に見当たらないのも事実だ。

 さて、そんな「平成の大横綱」を尻目に、「現役の大横綱」は引退後の一大計画を見据えていた。

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