貴乃花は“政治資金パーティー”開催、白鵬は「銀座部屋」計画 横綱の死闘第2幕

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ガラス張りの稽古場

 別の相撲記者が明かす。

「先場所途中で休場した白鵬に対して、横審から“大けがしたようには見えない”と物言いがつきましたが、本人は“稀勢の里があれだけ休めたんだから”と意に介していません。それどころか、東京五輪の開かれる2020年で現役を退き、一代年寄となった後のことばかり考えている」

 通算勝星1105、優勝回数41はともに前人未到の快挙である。帰化が現実のものとなれば、その実績からして一代年寄が認められる可能性は高い。そんな白鵬の「夢」というのが、

「ズバリ“銀座部屋”です。外国人観光客が集まる銀座に部屋を構えて、外国人の相撲ファンを増やしたいというワケです。かねてから近しい相撲記者にこのプランを打ち明けていて、“稽古の様子が見やすいように、1階はガラス張りにしたい”と。実は、すでに白鵬と縁の深いトヨタ自動車が銀座に土地を確保したとも囁かれています」(同)

 トヨタに尋ねると、

「社長の豊田章男が白鵬関と親交があり、東日本大震災の折には、白鵬関が東北の支社に激励にいらしてくださいました。ただ、白鵬関の相撲部屋についてはお答えできません」

 一方、野心家の白鵬が最後に狙うのは「理事長の座でしょう」(先の記者)。

 志半ばにして廃業に追い込まれた貴乃花が、協会を手中に収めんとする白鵬との死闘第2幕で四つに組むには、「全く縁がない」道に踏み出す他なさそうだ。

週刊新潮 2019年2月14日号掲載

ワイド特集「地獄に堕ちた勇者ども」より

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