羽賀研二が強制執行妨害でまた逮捕 共犯の妻が週刊新潮に語っていた“ウソくさい”心境

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家賃収入は月に340万円

 麻由容疑者は夫の無罪を信じ、ひたすらに出所を待ちわびる姿勢を強く打ち出したわけだが、その説明の中には“嘘”が混ざっていた可能性が浮上している。

 被害者の不動産会社社長は、日刊スポーツや朝日新聞出版のニュースサイト「AERA dot.」などの取材に応じた。

 日刊スポーツ「『希代のワル』羽賀研二容疑者 服役中資産隠し逮捕」(1月19日紙面)、同じく「羽賀研二容疑者、逮捕きっかけは被害者に届いた手紙」(同日電子版)、AERAdot「羽賀研二事件の被害者が激白『僕の借金は梅宮アンナも返していると言った極悪人』」(同日)の3記事から、被害者社長の主張をまとめてみる。

【日刊スポーツ】
◆民事訴訟中、羽賀側から何回か和解の申し出があった。「お金がないので、3億9000万円を200万円にしてほしい」と絶対に納得できない内容だった。

◆16年10月、大阪地裁が3億9000万円の返済を命令、羽賀側は判決を不服として控訴したが、その2か月後の12月、被害者社長の元に面識のない人物から手紙が届いた。

◆手紙には、羽賀が沖縄県内に所有する不動産物件としてビルや貸家、軍用地など16件を列挙、合計の家賃収入は約340万円と記載されていた。

◆文末には「沖縄県内でも私の周りにだまされた方が多く、警察や弁護士に相談しても立件には難しく、ぜひだまされた人たちのためにも所有物件の差し押さえをしていただき、人間として反省させてあげてください」と記されていた。

◆この記載を元に調べてみると、手紙の内容は事実だと判明。17年5月に大阪高裁で羽賀側の敗訴が確定したため、社長は弁護士と共に差し押さえの手続きに入ったが、そこで妻への名義変更が発覚した。

◆古いものでは13年、刑事裁判の2審で実刑6年の判決が下った際、妻の名義に移った不動産も確認している。

【AERA dot】
◆沖縄の物件を丹念に調べると、自分から詐取した資金で購入した可能性が高いことが分かった。不動産の購入は羽賀の弁護士も把握していなかったようで、本当に驚いていた。

◆詐欺事件に関して、羽賀は刑務所の中でも否認しており、「妻と2人でまた戦う」という主旨の話も聞こえてきた。どこまでもひどいヤツだと我慢ならず、資産隠しの刑事告訴に踏み切った。

 麻由容疑者が週刊新潮に対して行った“説明”が、少なからぬ嘘で塗り固められているのは間違いないだろう。だが皮肉なことに、夫への愛は、週刊新潮の記事の行間から滲み出ている。こんな妻が離婚に同意するとしたら、確かに偽装目的しかないはずだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年1月25日掲載

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