“大手広告代理店”部長から“レンタカー会社”法人開発へ 「顧問派遣会社」に登録した64歳の充実
人生最後の節目「65歳」再就職術の「勝ち組」「負け組」(2/3)
定年後の人生を考えるにあたり、年金の受給開始タイミングと共に、シニア向けの再就職についても検討しておきたい。人手不足のニッポンにあって、「アラ古希」は重要な戦力。60歳以上の求職者の割合は、近年鰻登りなのだ。
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シニア世代の意外な効用を説くのは、今年5月から始まった、シニアに特化した就職支援サービス「お仕事カエル」の担当者だ。
「飲食店やスーパーなど接客業の現場からは、親と変わらぬ世代の方がお客様と接することで、クレーム件数が減ったという話をよく聞きます。若い方と比べて動作が遅くても、丁寧な接客ができるシニア層は好評で、ファストフード店やコンビニでも、シニア層の需要は高いですね」
コンビニ外国人ならぬ“コンビニ老人”が、人手不足のニッポンを救う――事実、大手コンビニチェーンのローソンはこうも言う。
「画面が大きく見やすいレジの導入や商品表示を大きくするなど、シニアの方が働きやすい環境づくりに取り組んでいます。応募を多数頂いておりますが、居住地から近い場所に店舗があること、時間単位の勤務など、働きやすい条件も理由にあると考えます」(広報室)
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