朝ドラ「まんぷく」序盤は絶好調!~要因は視聴者を満腹にさせるバランス感覚~

エンタメ2018年10月26日掲載

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 朝ドラ「まんぷく」(安藤サクラ主演・月~土曜午前8:00)の序盤が絶好調だ。第1~3週の平均視聴率で見る限り、期間平均で22~23%をとりそうな出だしとなっている。

 高評価の理由と今後の可能性を、次世代メディア研究所の鈴木祐司代表が分析する。

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第1週は近年最高!

 今回の「まんぷく」初回の23.8%は、今世紀の朝ドラ史上最高となった。そして第1週平均の21.9%も、2010年代ではトップの数字である。インスタントラーメンを世に送り出した実業家・安藤百福(ももふく)とその妻・仁子(まさこ)の半生がモデルだが、安藤サクラがヒロイン福子を演じている。

 実は、朝ドラ第1週の視聴率は、前作の最終週と比較することで視聴者評価の良し悪しが見える。

 例えば「まんぷく」の第1週平均21.9%は確かに高いが、前作「半分、青い。」(18年度前半・主演:永野芽郁[19])最終週平均は22.8%。特に「まんぷく」初回の23.8%は今世紀史上最高だが、「半分、青い。」最終回も23.5%だった。つまり前作の惰性(あるいは視聴習慣)で、好スタートを切った可能性もある。

 それでも2010年代の朝ドラ・ベスト3と比べると、「まんぷく」第1週の善戦ぶりがわかる(図1)。

 期間平均視聴率1位の「あさが来た」(23.5%・15年度後半・主演:波留[27])こそ、前作最終週より高い数字で始まり別格だった。ただし2位「とと姉ちゃん」(22.8%・16年度前半・主演:高畑充希[26])は、3%も落としてスタートした。3位「ごちそうさん」(22.3%・13年度後半・主演:杏[32])も、1.8%を失っていた。0.9%の減少で済んだ「まんぷく」は、大健闘だったのである。

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