闇だらけの「16歳ご当地アイドル」自殺 ショーパブダンサーだった「コワモテ社長」の黒い履歴書

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遅刻したら罰金

「店はすぐにメチャクチャ繁盛して、福岡にも支店を出した他、『Sion』という女の子だけのショーパブや、女の子がSMショーをやる『タブー』という店も経営していた。まんまさんはすごい儲けていて、事務所の金庫には常に1千万円以上の現金が詰まっていたよ」(同)

 店に通っていた客の一人もこう振り返る。

「当時、“まんまさん”と言えば松山ではカリスマ的存在で、口が上手くて営業上手。客に飲ませるのも上手かった。客同士を競争させるのです。“ビールタワー”という文化があって、飲みきったビールの小瓶を積み上げていく。その高さを客同士に競わせ、“隣のお客さんもう3段いってますよ! 負けちゃいますよ!”と盛り上げてどんどん飲ませる」

 一方、店の従業員は“まんまさん”に絶対服従で、

「従業員の役職はマネージャー、サブマネージャー、チーフ、サブチーフ、ウェイター、キャップなどと細かく分けられていて、まんまさんが作った分厚いマニュアル本もあって、接客のやり方などが書いてあった。そのわりに給料はすごく安かった。無断欠勤したら給料なし、とか遅刻したら罰金といった規則もあった」(先の店の関係者)

 萌景さんが所属していた「愛(え)の葉(は)Girls」に「陰口1回につき3万円」といった罰則が設けられていたのはこの時の名残なのかもしれない。

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