神学の大家「東洋英和女学院長」に浮上、神をも恐れぬ“論文でっちあげ”騒動

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「ついにこうなったか」

 当の深井氏は、

「1点目のカール・レーフラーについては、綴りを誤って記してしまいました。2点目の家計簿に関しては、小柳さんが想定する人とは別の人から資料を入手しました。入手元に迷惑が掛かってはいけないと思って伏せていましたが、先方に許可を得たので、明らかにする予定です」

 と、でっちあげ疑惑を否定。しかし、彼を知る日本基督(キリスト)教学会のメンバー曰く、

「深井先生の仕事の粗さは知られた話です。そもそも、極めて初歩的な発音間違いがあったりして、彼のドイツ語の語学力にも疑問符が付けられていました。ですから今回の件は、学会では、ついにこうなったかと受け止められています」

 果たして神学の大家はでっちあげに手を染めていたのか否か――。当分、「神学論争」は続きそうだ。

週刊新潮 2018年10月25日号掲載

ワイド特集「誰がために金は成る」より

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