樹木希林さんが最後まで信仰した「希心会」とは? 会費は格安“1世帯100円”

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 9月15日に樹木希林さんが亡くなって以来、テレビでは彼女を追悼する映像が流され続けている。夫である内田裕也(78)との40年以上に亘る別居生活などが注目されているが、彼女の宗教観について触れられることはない。

 全身癌に犯されながら、最後の最後まで女優として演じ続けた、あの達観した生き方は、信仰心から来るものなのだろうか。彼女が信奉したという「希心会」に聞いてみた。

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 まず希心会とはどのような宗教なのか。ジャーナリストの山田直樹氏にかみ砕いて説明してもらうと、

「法華経を基とする霊友会に信仰していた飯島将吉が独立して、1953年に創立した新興宗教です。本部は神奈川県厚木市で、会費は月50円だったはず。お金がかからないことで有名な、こぢんまりとした宗教です。特に悪い噂は聞かないですね。希林さんはこの希心会の古参信者です。日蓮系ですから、身延山に参詣したりする行事があるのですが、希林さんも熱心に参加していたと聞きます。それに出くわした人の話によると、『この宗教はお金がかからないからいいのよ』と言われたそうです。彼女の隣には夫の内田さんもいて、一緒に登っていたとか……」

 希林さんは無駄なことには金を使わない人として知られていた。希心会に入会したのも納得できる話ではある。とはいえ、ロックンロール(!)の内田裕也も一緒とは?

 希心会に連絡してみると、

「ご連絡ありがとうございます。私は総務を担当しております」

 と、やけに丁寧な応答だ。

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