去勢手術せず堕胎薬を注射… 獣医師が明かす「殺処分ゼロNPO」の悲惨な光景

国内 社会

2018年09月25日

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「事実ではありません」

〈さて、竹中獣医師の決死の訴えに対し、PWJは、多くの犬が非公開のまま飼われていることも、犬が集団リンチで死んでいることも、

「事実ではありません」

 と否定し、

「それぞれの個体の年齢や健康状態に応じて、適切な回数と量の食事をしています。犬舎内の出産はゼロではなく、先月も1回ありましたが、生まれてきた子犬についても責任をもって飼養し、譲渡先を探しています」

 などと手厚い保護を強調してきた。だが、本誌(「週刊新潮」)は、掲載も憚られる、犬たちの無残な写真も、多数入手しているが。

 前回触れたとおり、一昨年と昨年、滝川クリステルが代表理事を務める団体はピースワンコとイベントを共催してきたが、今年は開催がなかった。竹中獣医師がメールを送ったという滝川にも質問を投げかけた。クリステル・ヴィ・アンサンブルの堀江雄太事務局長名での回答は、今年の「アニマル・ウェルフェア サミット」は、ほかの企画に注力したために開催しなかった旨に加え、

「当財団にはピースワンコ・ジャパンに限らず、保護団体に関する様々な情報が入ってきておりますが、その情報に対しても、冷静に精査しながら中立性を保つ」

 という内容。ピースワンコは見限ったが、それをクローズアップされたくないので「中立」を装う、ということか。一方、神石高原町の入江嘉則町長は、

「ご指摘のような情報は承知しておらず、困惑しております」

 と言う。だが、困惑している間があるなら、徹底調査すべきではないのか。納税者の善意があだにならないためにも、これ以上、犬が虐待されるのを防ぐためにも。

週刊新潮 2018年9月20日号掲載

特集「『殺処分ゼロ』の美名で10億円集金! 『滝川クリステル』も見限った『ピースワンコ』の捨て犬虐待」より

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