【追悼】一時危篤で映画試写会欠席の「樹木希林」、共演「黒木華」が絶賛したカッコ良さとは

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愛車からも分かるカッコ良さ

 希林からのメッセージを代読した黒木は、希林の生き方を絶賛し始めた。

「本当にカッコいい方。毎日、現場が朝早くてもご自身で(車を)運転して来られた。『何でそんなにカッコいいんですか?』と聞いたら、『そうなのよ、私はカッコいいものしか(自分の周りに)置かないの』と言っていました。シンプルな生活をしているのが、カッコ良さにつながっているのかな……」

 御年75である。04年には乳癌が発覚し、翌年、右乳房を全摘出。13年には全身癌で放射線治療をしていると告白している。希林がクルマ好きであることは知る人ぞ知る話だが、今も自分で運転して現場に行っていたとは……。

「そうですね、『日々是好日』は昨年(17年)11月にクランクインし、12月末にクランクアップしたのですが、希林さんは都内の自宅から横浜の現場まで、毎朝、ご自身で運転していらっしゃってました。なんていいましたかね、黒いクラッシックな車、そうそうトヨタ・オリジンです」(映画関係者)

 2000年11月にトヨタが生産累計1億台達成の記念車として1000台限定で発売した完全限定車である。1955年に発売された初代トヨペット・クラウンを意識した後部ドアが前側から開く“観音開き”を特徴とする稀少車だ。

「以前、おぎやはぎの車番組(「おぎやはぎの愛車遍歴」BS日テレ・13年12月7日放送)に出演したときの希林さんの車遍歴がすごかった。『いすゞ ヒルマンミンクス』に始まり、『フォルクスワーゲン ビートル』『シトロエン 2CV』『ボルボ アマゾン』『スバル サンバー』『シトロエン H トラック』『ルノー 4』『ジャガー MK-2』『バンデンプラス プリンセス』、そして『オリジン』。いずれも自動車雑誌で特集が組めるくらいのカッコいい名車揃いでした。共通項といえば、丸目のヘッドライトぐらいでしょうか。まだオリジンに乗ってらしたんですね」(芸能記者)

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