新聞が報じない少年法の敗北! またも逮捕「綾瀬コンクリ殺人」元少年 鬼畜を育んだ共産党員一家のその後

国内 社会 週刊新潮 2018年9月6日号掲載

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 当時17歳の女子高生を40日以上に亘って監禁した「女子高生コンクリ詰め殺人事件」では、当時16歳だった湊伸治ら犯人4人が、悪逆の限りを尽し、被害者を死に至らしめた。その監禁場所となったのは、共産党員だった両親と共に湊が暮らしていた綾瀬の一軒家である。

「しっかり反省して一生償っていく」

 後の公判でしおらしい態度でこう述べた彼だったが、28年後の8月19日、川口市内のアパートの駐車場でトラブルになった相手をナイフで刺すなどし、殺人未遂でふたたび逮捕された。少年法で守られた「更生」が、単なる「理想」にすぎなかったことを、自らの行為によって証明してみせたのである。

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 綾瀬の事件で確定した湊容疑者の刑は、懲役5年以上9年以下の不定期刑だった。刑期を終えて出所した湊容疑者は、都内にあるムエタイジムに熱心に通っていた。

「彼がウチのジムにいたのは、97年にジムを起ち上げてまだ間もない頃。半年くらいしてプロ資格を取り、2試合くらいやっていずれも負けた記憶があります。仕事はトラックの運転手か何かをやっていて、徐々に自分の過去がジムの仲間にバレていき、居づらくなってフェイドアウトしたようです」(ジムの経営者)

 絶命寸前の被害者に回し蹴りを食らわせていた湊容疑者が、出所後、ムエタイ選手になっていた。悪い冗談のような事実なのである。

 一方、共産党員だった湊容疑者の両親は事件後に自宅から姿を消し、その家もほどなくして取り壊された。2人は99年頃からはさいたま市内にある一軒家で暮らしていた。

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