ドラフト上位確実の「大阪桐蔭」根尾&藤原、スター候補「報徳」小園 第100回「夏の甲子園」怪物たちにつく値札

スポーツ 野球 週刊新潮 2018年8月16・23日号掲載

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第100回「夏の甲子園」怪物たちにつく値札(1/2)

 甲子園を沸かせたヒーローによる始球式が、大きな節目の大会に彩りを添えている。球児たちの熱戦に一喜一憂する観客をよそに、冷静な眼差しを向けるのはプロ球団のスカウト。レジェンドに肩を並べる可能性を秘めた、注目のドラフト候補の横顔を紹介していこう。

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 100回目のメモリアル大会から、今秋のドラフトにかかるのはどんな選手なのか。9月に開催される「U18アジア選手権」の侍ジャパン候補30名かどうかも合わせ、注目のドラフト候補を紹介しよう。

 まずは優勝候補の筆頭で、北大阪代表の強豪、大阪桐蔭から。ドラフト1位指名が確実とされるのが、二刀流右腕の根尾昂(ねおあきら)。

「177センチと上背がないからショートで、という声が多いです。が、ピッチャーとして十分やっていけるでしょう。プロでも二刀流は可能とみています」

 パ・リーグ球団のスカウトはこんな太鼓判を押す。

「ピッチャーとしては、桑田真澄タイプ。走攻守の三拍子に頭脳、精神力を加えた五拍子が揃った逸材です。プロで仕上がるまでに少し時間がかかるかもしれませんが、将来性はナンバーワンです」

 もちろん、U18代表候補。大車輪の活躍を見せた今年のセンバツが終わってからは、チーム内で“根尾サマ”と呼ばれているらしい。そんな呼称も頷ける、とスポーツ紙記者が言う。

「彼は岐阜出身で父母ともに医者。兄は大学の医学生、姉も看護師の“お医者さん一家”です。末っ子の彼も学業優秀で、中学時代はオール5の生徒会長。2歳から親しんだスキーでは、中学2年時に全国大会の回転競技で優勝もしている。スポーツ万能なんですね。両親は医学部進学を望んでいたそうですが、高校の進学先に大阪桐蔭を選んだ時点で、プロ一本で行く覚悟を決めたんだと思いますよ」

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