文書改ざん 世論を怖れて不起訴を釈明した「女特捜部長」

国内週刊新潮 2018年6月14日号掲載

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 肩すかしもいいところである。大山鳴動して、起訴できたのは鼠一匹どころか、零匹だというのだから……。森友問題で、決裁文書改竄などをめぐり告発されていた、財務省の佐川宣寿前理財局長をはじめ、38人全員“シロ”の不起訴が決定。大阪地検特捜部は、異例の“釈明会見”を開いてみせたはいいが、形ばかりで中身は“まっシロ”だった。

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 その“敗戦処理”の会見は、5月31日に開かれた。会見場の席には、陣頭指揮を執った捜査の責任者である山本真千子特捜部長のほかに、地検ナンバー2の畝本毅次席検事も同席。冒頭、次席から“世間の耳目を集めていることや、事案の特殊性から”記者会見を開くことになったと説明されると、山本特捜部長が後を引き取ったという。

「不起訴となった事案について、特捜部が会見を行うのは極めて異例です。そこへきて、次席検事もというのは、異例中の異例」

 と語るのは、会見に出席した司法担当記者。

「ただし、記者からの質問には、“内容は差し控える”という回答ばかり。不起訴という発表だけでは、“1年以上、何をやっていた”と世間から検察が非難されることになる。それを怖れて、一応説明の姿勢はとったというポーズを見せただけです」

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