大手スーパー現地調査! 成人病が待っている「冷凍食品」実名リスト公開

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「マウス実験」無視

 しかし、だ。

 件の添加物評価書には、あるマウス実験の結果が示されている。

〈マウスへのソルビン酸単独(15mg/kg 体重/日)の30日間経口投与による染色体異常試験において、最終投与後24時間後に染色体異常は有意に増加しないが、亜硝酸ナトリウム単独(2mg/kg 体重/日)で有意に増加し、ソルビン酸と亜硝酸ナトリウム同時(7・5+1mg/kg 体重/日)ではさらに増加している〉

 つまり、マウスにソルビン酸のみを与えても影響はなし。亜硝酸Na単独だと、染色体異常が増加。さらに、ソルビン酸と亜硝酸Naを同時に与えた場合、染色体異常がより一層、増加したというのだ。

「相乗毒性」を示すものとして引用した。しかし、食品安全委員会が出した“見解”では、それについての言及はなし。「相乗毒性」を明確に否定するのならば、こちらの実験結果にも触れなければ、それこそ“恣意的”と言われよう。

「食の安全を考える会」代表の野本健司氏が言う。

「ソルビン酸と亜硝酸Naについては、相乗毒性の可能性があるという結果が出ているわけです。そうしたものに関しては、消費者としては口にしないようにする、製造者としては商品に使用しないようにする、というのがリスクを避けるために取るべき姿勢なのではないでしょうか」

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