一桁視聴率が続きで「コンフィデンスマンJP」のカンフル剤は「副音声」 その効果は?

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副音声で(?)0.1ポイント上昇

 このドラマは、長澤演ずる“ダー子”、東出昌大(30)の“ボクちゃん”、小日向文世(64)の“リチャード”ら詐欺師集団が、毎回さまざまな業界を舞台に悪徳企業の社長やマフィアのボスなど欲望まみれの人間たちから大金をだまし取る物語である。

 副音声は、その協力者である五十嵐役の小手伸也をメインパーソナリティにした「五十嵐のスイートルーム」として始まった。ちなみに小手はアニメの声優も務めるほど声がいい。

 副音声初回のゲストは、ドラマの主題歌を歌う“ヒゲダン”こと「Official髭男dism」のボーカル・藤原聡(26)とギター・小笹大輔(23)。

「最近ではドラマに副音声を入れるのも珍しいことではなくなりましたが、やはり撮影の裏側を語れる出演者に出てもらったほうが面白い。『ウロボロス~この愛こそ、正義。』(TBS系、2015年)ではムロツヨシ(42)を司会に生田斗真(33)、小栗旬(35)のメインキャストが出て、ウラ話を語り、ゲストとして吉田剛太郎(59)、吉田羊(生年非公開)も出演して評判となりましたからね。その点、『コンフィデンスマンJP』は主題歌担当のバンドマンでは撮影秘話などが出てくるわけでもありませんし、ちょっとムリがありました。当然、映像が出て来るわけでもないので、誰がしゃべっているのかも分からず、すぐに副音声を消してしまったほど」(前出・放送作家)

 ただ人気バンドだけに、ファンの間では「“ヒゲダン”が副音声でしゃべる」と話題にはなったようだ。おかげで(?)、第4話の視聴率は0.1ポイント上昇して9.2%に。

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