NHK「あさイチ」視聴率好調でも博多華丸・大吉がイマイチと言われてしまう理由

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芸人が情報番組の司会をやるな

 とある放送作家は、司会者としての2人についてこう言う。

「やっぱり暗いんですよ、華大が。“朝の爽やかさ”がないんです。イノッチには、主婦層への癒やしパワーがあったので、その物足りなさも感じます。また有働アナのはじけっぷりにも、負けています。2人の座り位置も少し離れているので、本来の2人の面白さが出ていませんし、そのトークも短く、中継先とのやりとりも薄い。もっと華大を前面に出したほうがいいと思います。有働・イノッチがやっていた“朝ドラ受け”も引き継ぎ、その朝ドラ『半分、青い。』が好調なのも手伝って、視聴率も引き上げられているのだと思います。朝ドラの視聴率が下がると、どうなるかわかりませんよ。華大を見たくて『あさイチ』を見るようになるには、もう少し時間がかかりそうです」

 では、芸人としてはどうなのか。演芸評論家の吉川潮氏に聞くと、

「僕はね、芸人が情報番組の司会をやることを認めていないんですよ。だって、真面目に情報を伝えるという仕事と、情報をひねってネタにするお笑いの仕事って、相反することじゃないですか。そのまま伝えることは笑いではないし、茶化すのが笑いなのですから。でも最近はそういう芸人が増えています。バナナマンの設楽統(45)も朝の情報番組『ノンストップ!』(フジテレビ系)ではスーツ着て、したり顔でやっているし、コメンテーターとして出演して、評論家のように事件についてもっともらしく語ったりしていますが、『笑いはどうした』と言いたいね」

 あらら、のっけから完全否定である。

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