3時間の眠りでも大丈夫という「濃縮睡眠」――質向上のための生活術

ライフ 週刊新潮 2018年4月26日号掲載

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3時間の眠りでも大丈夫という「濃縮睡眠」――睡眠セラピスト・松本美栄(上)

 ナポレオンは3時間しか寝なかった、という説は半信半疑で受け止められているが、今日、現実に3時間の睡眠で、日中の眠気とも無縁な人がいる。だれにとっても1日は平等に24時間。それを最大限「活動」に割くためにも、眠りを「濃縮」する方法を伝授する。

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「今日は始発に乗るために、4時半に起床した」

「昨日は残業で終電帰りで、寝たのは2時過ぎ」

「最近、仕事が忙しくて毎日3時間くらいしか眠れていない」

 忙しい日本人からは、こんな声がよく聞こえてきます。睡眠時間を十分にとれないことを問題にしているのですが、一方、旅行や出張でいつもと違うベッドに寝たとき、睡眠時間は普段と変わらないのに、

「枕が合わなかったのか、起きたあとしばらくボーッとしていた」

「いつもより快適に眠れて、すっきりと起きられた」

 など、寝起きの印象が違った経験はありませんか。

 睡眠というと、多くの人は「時間」に意識が向きますが、右のような体験からも、重要なのは睡眠の「時間」に加えて「質」だとわかります。「睡眠=睡眠の質×睡眠時間」なのです。

〈そう説くのは、東京は南青山で姿勢美矯正サロン「プロスパービューティー」を営む松本美栄さんだ。彼女は1日3~4時間の睡眠でも十分に疲れがとれ、集中力が高まる、「濃縮睡眠」のメソッドを独自に開発。「睡眠デトックス」の名で、主に口コミで集まってきた多忙な経営者などの睡眠改善に勤しんでいる。

 先日、日本人の平均睡眠時間は、主要28カ国で最短だという調査結果が発表された。男性が6時間30分、女性が6時間40分だそうで、不健康や低いパフォーマンスにつながりそうな印象を受けるが、松本さんによれば、睡眠の「質」さえ上げれば問題ないということになる。〉

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