TDLでは“あわや大惨事”も… “偽造”告白モデルが語る「インスタ」の魔力

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〈リア充アピール代行〉

 そんな彼女が繰り返した“自作自演”を、ビジネスにする業者まで現れた。その名も〈リア充アピール代行〉と銘打ち、インスタ撮影を手伝う事業を展開するファミリーロマンスだ。パーティーやレストランなど希望の場所に、インスタに投稿したいイメージに合ったスタッフを派遣。0歳から85歳までの男女を揃え、顔出しで撮影に応じると、社長の石井裕一氏は言う。

「今年4月でサービス開始から丁度2年を迎えましたが、お花見やクリスマスなど『インスタ映え』のシーズンは、月に50件強の依頼を頂きます。料金は派遣スタッフ1人あたり2時間8000円を頂戴しますので、お客様は学生さんより社会人に成りたての20代から30代の方が多いですね」

 彼らはどんな夢を見るのかといえば、

「モデルのような容姿の弊社スタッフを侍らせて、インスタ上で派手な自分をアピールした人もいました。依頼者の40代ビジネスマンは、あたかも大企業の上役に接待されているような姿を見せたくて、年配スタッフを指定して飲み会に呼んだケースもあります」(同)

 もはや一億総インスタ時代に入らん様相を呈しているのだが、評論家の大宅映子氏はこんな意見だ。

「インスタで犬だの猫を紹介するだけならまだ可愛いと思うけど、毎日の食事だったり何処ぞの会社で働いているなんてことを、大声で不特定多数にとっ散らかす必要がどこにあるのと言いたいですね。とにかく若い人はアクセルを踏み続けるのではなく、一時停止して己の頭で考える。そうしないと、結局は自分がSNSに使われてしまうわよ」

週刊新潮 2018年4月19日号掲載

特集「防衛省職員も辞令アップ! ディズニーではあわや大惨事!! ブンブン飛び回る『インスタ蠅』たち」より

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