〈アイム、ソーリー。オオタニ!〉 大谷翔平に“降参”する米記者たち

野球週刊新潮 2018年4月19日号掲載

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米記者たちが語るモンスター「大谷翔平」(上)

 ヤンキーも金髪美女も狂喜乱舞である。オープン戦での絶不調が一転、メジャーデビューで投打に圧倒的な力を見せつけた大谷翔平。どこまでも「底知れない」男であるが、アメリカ「碧い眼の記者」たちには、この23歳、ジャパニーズ・モンスターはどう映ったのか。(※記事内データは「週刊新潮」4月19日号掲載時のもの)

 ***

〈アイム、ソーリー。オオタニ!〉

 全米が受けた「大谷」の衝撃を語るには、このコラムニストが挙げた「白旗」の例がわかりやすい。

 ひと月足らず前、メジャーリーグ・コラムニストのジェフ・パッサンは、「Yahoo News」で書いていた。

〈大谷のスイングは、バランスと基礎技術の面で欠陥があり、マイナーリーグで500回の打席経験を積む必要がある。あるスカウトは「彼は高校生のバッターのようだ」と述べた。高校生にいきなりメジャーの投球に対応しろと言っても無理があるのではないか?〉

 散々な言いようである。

 それがどうだろうか。

 その「高校生」は、開幕戦でメジャーデビューした後、3戦連続本塁打。とりわけ2本目のホームランは、昨年のサイ・ヤング賞投手、すなわちメジャーで最も優れたピッチャーであるコリー・クルーバーから放っている。いきなりメジャーのトップの投球に無理なく「対応」しちゃったワケだ。

 見立て違いも甚だしいが、そのパッサン、大谷が次々結果を出すと、4月9日、冒頭のようにアッサリ降伏。

〈僕が全面的に間違っていた。スカウトマンの話を鵜呑みにしてしまったし、君のトレーニングの一部分しか見ていなかったよ……。ジャーナリストとしてやってはいけないことをしてしまった〉(「Yahoo News」)

 と清々しく降参の弁を述べたのである。

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