〈アイム、ソーリー。オオタニ!〉 大谷翔平に“降参”する米記者たち
スイングに変化
まだ開幕10試合しか終えていない、という留保付きではあるが、プライドの高い彼の国の記者にかような反省を促すほど、大谷の成績がすさまじいのは周知の通り。
10日時点で、投手としては、2戦2勝で、防御率2・08、奪三振は18。打者としても、3本塁打で、打率3割8分9厘。堂々、ア・リーグの週間MVPに選ばれた。
「キャンプでの内容は散々でしたけどね」
と述べるのは、在米スポーツライターの丹羽政善氏。
大谷のオープン戦での成績は、投手としては防御率が実に27・00。打者としても打率1割2分5厘で本塁打ゼロと、目も当てられないものだった。
「その時は、スプリット、日本で言うフォークボールがうまくコントロールできていませんでしたが、今はストライクが取れる上に、球速を変えることまで出来ていて、三振の山を築いています。メジャー特有の滑る球や気候への対応が出来たのでしょう。打者としても、打撃の際、右足を上げるフォームからすり足に変えてよりコンパクトなスイングにし、素早くボールをインパクトできるようになりました」
通常、スイングをコンパクトにすれば、飛距離は落ちるもの。しかし、
「大谷のフリーバッティングを見ていると、松井秀喜より飛距離は上ですから」
とは在米、日本メディアのメジャー担当記者。
「それゆえ、スイングを小さくしてもパワーでホームランが量産できる」
と言うから驚きなのだ。
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