描く「小渕優子総理」青写真 “明治座事件”の禊は…

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 2カ月前の“額賀降ろし”は過去のものと、新装開店へ意気込みを見せた。

 3月28日、政治解説者の篠原文也氏による講演会「直撃!ニッポン塾」に自民党の竹下亘総務会長(71)が登壇したのだ。

 今月には平成研の新会長に就任し、“竹下派”が復活する。講演の中で竹下氏は、総裁選について岸田派、石破派支持の可能性をチラつかせながら、今後は、

「(新竹下派を)政権のど真ん中にという思い。そのためにこれから総理、総裁を輩出する」

 と言い、3年半前の“明治座事件”で表舞台から遠ざかっている小渕優子元経産相(44)を猛プッシュ。曰く、

「彼女はぶれない。人気だけで勝負するのではなく、党三役、閣僚を務めて、堂々たる総裁候補として手を挙げろと常々言っている」

 その期待の大きさについて、篠原氏が言う。

「新竹下派には茂木敏充経済再生相や加藤勝信厚労相らがいますが、竹下さんとしてはいずれ小渕さんを総裁候補として押し上げたい。小渕恵三元総理の娘ですから、派内は結束しやすく、女性政治家という点も世間にアピールできると考えているのでしょう。いわば、派閥の切り札です」

 とはいえ、禊(みそぎ)は済んだのか。小渕氏に近い派閥議員によれば、

「昨夏には党の組織運動本部長代理に就任。夜の会合にも積極的に参加するようになり、酒の強さも見せつけています。もっとも、どこかで事件のことを説明する機会を設けないといけないけど、時間も経っているし、タイミングが難しいのが悩ましいところ」

 こちらは“喉元過ぎれば”というわけにはいかない。

週刊新潮 2018年4月12日号掲載

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