「ついに幻聴が!」有名エリート弁護士の過酷すぎる猛勉強とは

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 山口真由さんという女性をご存じだろうか。『東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法』等のベストセラーの著者で、テレビでコメンテイターなどをしていたこともあるので、何となくピンとくる方もいることだろう。

山口さんのキャリアはエリートそのものだ。
 東京大学法学部在学中に司法試験と国家公務員I種合格。
 成績はオール「優」で首席卒業。
 その後、財務官僚を経て弁護士となり、今夏からはハーバードに留学……。

 この華々しいキャリアについて、山口さん本人は「自分は特別に頭がいいわけではなく、圧倒的な努力の積み重ねによるもの」だと語っている。
 ではその「圧倒的な努力」とはどのようなものか。
 新著『いいエリート、わるいエリート』で明かされているのは、凄まじい勉強ぶりだった。

 中学生の時の自宅学習時間は1日4時間。高校生の時は5時間。
 このくらいならば、そう珍しくはないが、彼女の勉強時間は加速度を増して増加していく。
 大学受験が近づいた時期は1日10時間で、東大法学部合格後、司法試験を受ける直前は1日14時間に。
 そして、司法試験の口述試験前の2週間の勉強時間は、1日19時間半にまで達する。
 その頃の生活は常識をはるかに超えたものだった(以下、引用は同書より)

「睡眠時間は3時間。食事は1食に20分ずつ。入浴も20分。
 息抜きは、実家の母と電話で話す10分間だけと決めていました。 
 勉強に集中しているつもりでも、ちょっと油断をすると眠りに落ちます。そこで、バケツに氷水をはり、その中に足を入れて睡魔と闘いました。
 深夜になりうとうとすると、皮膚を刺すような氷水の冷たさで覚醒します。それを何度も繰り返しました」

襲う幻聴

 そんな生活が体にいいはずもなく、19時間半勉強開始から数日で、山口さんは幻聴に襲われてしまう。

「私の耳もとで、誰かが『蛍の光』を歌うのです。『♪蛍の光、窓の雪~』というフレーズだけが何度も何度もリフレインされる。それは実に温かい、優しい響きでした。
最初、私は幻聴だとは思いませんでした。当時の住まいは横浜の祖母の家でしたが、窓の外で、誰かが私の勉強を妨害しているのではないかと疑いました。経験したことがない現象だったからです」

 幻聴だと気づけたのは母親との会話のおかげだった。「蛍の光がうるさくて気が狂いそう」と訴える娘に母は、
「それは幻聴よ。勉強の頑張り過ぎには気をつけなさい」
 と冷静に指摘。
 そこでようやく山口さんも事態に気付いたのであった。
 幻聴には戸惑いながらも、山口さんは脳にトラブルが起こるほど、自分を追いつめて勉強していることに、「我ながら誇りを覚えた」という。

 この苦労の甲斐あって、前述の通り、山口さんは見事東大在学中に司法試験や国家公務員I種に合格している(もちろん、今は「蛍の光」は聴こえていない)。
 こんな猛勉強の末、入省した財務省には、山口さんすら驚くような頭脳の持ち主がゴロゴロいたそうで、同書にはそのあたりの裏話も盛り込まれている。

デイリー新潮編集部

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