「たけしの知らない間に筆頭株主に」――軍団の告発に森社長が反論

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「裏切り者」にされた森社長の悲痛な反論5時間(1)

 日本一の人気者を師匠と仰ぐ軍団。この強固な「力」を持つ集団によって、オフィス北野の森昌行社長(65)は裏切り者扱いされている。ビートたけし(71)の独立騒動の真相は一体どこにあるのか。渦中の森氏が、たけし軍団の一方的な告発に対して反論の口を開いた。

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〈たけし独立の真相〉(サンケイスポーツ)

 4月2日、スポーツ紙にはこんな見出しが躍りました。その前夜、たけし軍団のダンカン、つまみ枝豆、グレート義太夫、水道橋博士の4人が一斉にブログを更新し、私を〈裏切り〉(軍団のブログより)者扱いした。要は、たけしさん独立の真相は私の裏切りにあるというのです。

 これまで私は、ごく短い公式コメントを出すこと以外は控えてきました。軍団をはじめとするオフィス北野に残ったタレント、演者、社員たちと、今後どうやって会社を存続させていくかに尽力することが最も重要であり、どんな形であるにせよ、私が口を開くことは今回の騒動を長引かせるだけだと考えたからです。

 しかし、さすがにこの度の軍団の行動は看過できません。私が口を閉ざしたままでは、彼らのブログや報道を見た人は、本当に私ひとりが悪者であり、それどころか私が私利私欲のために会社をいいように使ったという話を真相だと信じ込んでしまう。事実と異なることを真相だと――。ここはしっかりと、私の口から事実を明らかにすべきではないかと考えたのです。

――こう語るのはオフィス北野の森社長である。映画進出にあたっては「世界のキタノ」を作り上げた最大の功労者であり、30年超にわたり、ふたりはまさに二人三脚で歩んできた。ところが3月14日、たけしがオフィス北野を離れ、愛人とされる女性が代表取締役を務めていた事務所「T.Nゴン」に移籍することが表沙汰となる。突然の独立劇の裏で何が起きていたのか。世間の関心は文字通り「真相」はどこにあるのかに集まっていた。そんな最中のたけし軍団による「裏切り者告発」。ワイドショーの中には、森氏の行動は特別背任や業務上横領にあたる可能性があると指摘するものまで。もはや、森氏が騒動の沈静化を願って沈黙を貫くわけにはいかない事態に発展していた。

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