駆出しの「タモリ」とイベント共演、会場から逃走 「せんだみつお」が語る昭和のスター列伝
せんだみつおが見上げた昭和のスター列伝――タモリ
せんだみつお(70)の脳裏には、ほぼ無名だった頃のタモリ(72)の姿が浮かんでは消える。せんだがレギュラーとして人気を博していた「金曜10時!うわさのチャンネル!!」に、あるとき突然現れた、どこか居心地の悪そうな業界慣れしていないタモリ。楽屋でせんだが繰り出す下ネタに、どん引きしつつも静かに笑ってくれたタモリ――。
ということで、その後せんだの人気急下降と入れ替わるように上昇気流に乗って、果ては国民的司会者にまでなったタモリについて、“跳び箱タレント”としての複雑な思いを垣間見せつつ、“千に三つしか(せんみつ)本当のことを言わない”芸人・せんだがしみじみと振り返る!
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――タモリさんとの出会いは「金曜10時!うわさのチャンネル!!」ですが、その話の前に、せんださんがこの番組のレギュラーになったいきさつを教えてください。
せんだ:きっかけは山本リンダさんなんだよな。山本リンダさん、キミたち知ってる? ウララ〜ウララ〜ウラウラで〜♪
――せんださん、そうやって宇良(うら)関の懇親会か何かの席で歌いまくって、宇良関に頭がおかしい人だと思われたんですよね。
せんだ:そうそう。宇良関、若いから、山本リンダさんのこの73年のヒット曲〈狙いうち〉を知らないどころか、せんだみつおのことも知らなくてさ……ってことはいいんだけど、あるとき、その山本リンダさんの新曲発表会の司会をしたことがあったんだよ。ちょうど僕が「ぎんざNOW!」に出始めた73年頃のこと。そこで、僕、プレスリーのマネして歌ったりしたんだけど、観客から「何でリンダの新曲発表会なのにお前が歌うんだ!」ってヒンシュク買って「すいません!」なんて謝ってね(笑)。でもそこにひとり、そういう騒がしいのをおもしろがってくれた人がいたんだ。それが日テレのプロデューサーの笈田(おいだ)光則さん。帰り際に肩叩かれて、「キミ、何やってる人?」って。
――笈田さんはせんださんを誰か知らないで声をかけたと?
せんだ:「ぎんざNOW!」で人気が出ていた頃だったけど、他局の夕方5時からの番組なんてプロデューサーは見ないからね。で、「タレントやってます」って言ったら事務所を聞かれて、10月から始まるっていう「うわさのチャンネル!!」のレギュラーに決まったわけ。だからさ、人の運命なんて何のはずみでどう転がるかわからないよね。
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