安倍首相が聞いたら絶対ムッとする「二階幹事長」の“北朝鮮融和発言”

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北への圧力はどこへやら……

 日韓友好派らしい回答を引きだし、インタビュアーは安倍政権の姿勢を質す。

《――日本政府は日韓従軍慰安婦合意について「日韓合意は不可逆的で、1ミリも動かすことはあり得ない」という立場をとっています。(以下略)

二階 いまの私の立場で総理のご発言や内閣の方針に意見を差し挟むつもりはありませんが、交渉事で1ミリも動かさないということはないでしょう。こちらが強硬な態度に出れば、向こうも強硬な態度に出るに決まっています。

 私は昨年、韓国の文在寅大統領とお会いしましたが、日本に対して先鋭的な態度をとって喧嘩をしようという意思は感じられませんでした。(中略)日韓両政府がしっかりと話をして良い関係を築けば、いますぐということではなくても、必ず活路が開けると思います。》

 国家間の合意を政権が代わったからといって、一方的に反故にしようとしているのは韓国である。それに対して、モノ申すことなく「しばらく辛抱していればなんとかなるかもしれません」「仲良くするしかありません」とは、いかにも親韓派らしい発言である。

 そしていよいよインタビューは、北朝鮮の現状を問う。

《――次に北朝鮮問題についてうかがいたいと思います。日本政府は北朝鮮に対して「対話のための対話では意味がない」として強硬姿勢を示しています。(以下略)

二階 みんな何かあると「しっかりやれ」、「強気でいけ」と一人前のことを言いますが、強気なのは気持ちだけで、バックグラウンドがないじゃないですか。日本は武器を何も持っていないし、戦争の準備だってしていない。戦争なんかできないんですよ。言葉で相手を威圧するなんてことは大間違いで、火遊びではすまなくなるかもしれません。(中略)日本がやるべきことは話し合いを重ねていくことです。》

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