純朴な“泉澤祐希”が見せた狂気! 石原さとみ主演「アンナチュラル」第5話

芸能2018年2月16日掲載

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「逃げるは恥だが役に立つ」(2016)で知られる野木亜紀子が手がける法医学ミステリー「アンナチュラル」。放送開始後、そのテンポの良さ、構成の巧みさで多くのファンを獲得している。

 物語は、架空の国立機関「不自然死究明研究所(UDIラボ)」が舞台。法医解剖医・三澄ミコト(石原さとみ)、臨床検査技師の東海林夕子(市川実日子)、所長の神倉保夫(松重豊)ら、死因究明専門のスペシャリストたちが活躍する。ラボのメンバーでひときわ異彩を放つ、冷徹だが優秀な中堂系(井浦新)、バイトの医学生、久部六郎(窪田正孝)ら魅力的な俳優陣が揃う。

 第5話は、不可解な妻の死に疑問を持つ、鈴木巧(泉澤祐希)がラボを訪れるところから始まった。今回は、本作の陰の主役とも言える中堂が大きな鍵を握り、死因究明に対するアグレッシブな一面を見せつけた。

 徐々に明らかになりつつある中堂の過去とともに、彼の思いが端々にあふれていたのが第5話だった。「今結論を出さなければ、もう二度とこの人物がどうして死んだのかを知ることはできない。一生答えのない問いに向き合わないといけない。そういうやつを一人でも減らすのが法医学の仕事なんじゃないのか」と、ミコトとはまた違った信念を中堂は静かに語る。「一生答えのない問い」という言葉で表された中堂の苦しみは、私の心に重くのしかかった。もう喋ることのできない死人だけが知る真実を、知りたいという気持ち。今も夢にうなされ、眠ることもままならない第4話での中堂のシーンが脳裏によみがえる。

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