銀座・泰明小学校のアルマーニ騒動 元父兄が本音を語る「何が問題なの?」

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本校の保護者なら出せる!

 問題が大きくなる中で、2月9日、泰明小の和田利次校長(62)が記者会見を開いた。アルマーニを採用した理由についてはこう答えている。

「銀座の街の学校として発展していくために、海外の有名ブランドの力を借りるのもひとつの方法かなと、泰明らしさの中に含まれてもいいのかなと発想した。3年前から銀座に店があるブランドに相談してきた」

 アルマーニ以外にも、バーバリー、シャネル、エルメスなどにも声をかけたが、断られたという。シャネラーの小学生か……。そして価格の高さについては、

「本校の保護者なら出せるのではないかと思った。泰明小でなければこういう話は進めない。価格が高いという苦情があることを聞いており、個別に相談に応じていきたい」

 校長の気持ちに揺らぎは見受けられない。これに対して、かつてご子息を泰明小に越境入学させたという父兄の一人が言う。

「確かに和田校長が一般保護者に対して、来年度から標準服をアルマーニに変更すると説明したのが、昨年(2017年)9月というのは遅いと思いますよ。しかも、それがどの位の値段になるのかも、説明しなかったそうですから。手続きとして稚拙だったとしかいいようがない」

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